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欺瞞者達の館

2010.09.18 21:57|短編小説
内容:ミステリーっぽいもの(ミステリーではない)


「ふぅ、やっとついた」

 とある町を抜け、小高い山へと続く坂道を上ること約二十分。その山の中腹に、それは存在した。

「ここが、黒羽冬一郎(くろばとういちろう)の館ですか……」

 眼前には、四階建の建物がそびえ立っている。
 坂を上るにつれて霧が濃くなっていく為、この館もそのほとんどが霧に覆われており、その全体像を見る事は出来ない。
 が、とにかく大きな館だということは分かった。
 館の前には、私を待っていたのか、館の侍女らしき人が居る。

「崎村佳奈子様でございましょうか?」
「はい。今回はお世話になります」
「いえ。それではご案内いたします」

 侍女さんの案内に従いつつ、私は今回この館へ来ることになった経緯を思い返していた。



 私は、大して名も売れていないような出版社に努めている記者だ。
 今回は編集長の気まぐれで、四年前に起きた事件の取材の為、この館を訪れていた。
 この事件、未だに大した証拠も掴めていないようで、まだ時効ではないものの、ほぼ捜査は打ち切られているようなものらしい。
 そんな状態の、しかも既に四年も経っているような事件の取材に行けなどと、編集長は本当に何を考えているのだろうか。
 まあ、下っ端の自分は、その命に従うしかないのだけれど。

 館の内部は、豪奢すぎず、それでいて品のある作りになっている。

「あの、まずは絢音(あやね)さんに挨拶をして、その後お話を伺いたいのですが」

 現在は、黒羽冬一郎の養子の娘達、三姉妹がこの館を治めている。

「ええ、絢音様はもう御待ちになっていらっしゃいますよ」

 しばらく廊下を歩くと、侍女さんに客間のような部屋へと通される。
 そこには既に、この館の現主であり、長女である黒羽絢音さんの姿が在った。
 腰まで届く黒髪に、少しつり上がった目。
 黒を基調とした服に身を包むその姿には、お嬢様という見た目ながらも、毅然とした様子が感じられた。

「この度は、取材に応じて頂きありがとうございます」
「驚いたわ、未だにこんな事件について調べている人がいるなんて」

 絢音さんの声は呆れの色を帯びていて、それでいてその表情は酷く詰まらなそうなものだった。

「ま、まあ、こちらにも色々と事情が……」

 まさか、編集長の気まぐれです、なんて言える筈もなく、慌てて誤魔化す。

「まあいいわ。それで、取材でしたっけ? 私が話せる事なんて、そちらもとっくに御存じの事ばかりだと思いますけど」
「そ、そうかもしれませんね。それでは、私の方から事件の概要についての整理を……」

 絢音さんから妙な威圧感を感じつつ、私は四年前の事件について話を始めた。



 四年前、資産家でありこの館の主人でもあった黒羽冬一郎が、何者かによって殺害された。
 殺害された場所は館の冬一郎氏の自室。
 現場に残された凶器の包丁が館のものではなかったものの、当初は館に勤める従者の多さや、遺産絡みの事件ではないかという考えの元、三姉妹と使用人三十人の全員が疑われた。
 だが、すぐにその疑いは晴れる。
 誰かが誰かのアリバイを証明し合うことで、全員のアリバイが証明されたのだ。
 その後、警察は外部犯の犯行とみて捜査方針を変えるが、以降は何も進展していない。

 説明が終わり、私は早速絢音さんへの取材に取りかかる。が、わずか五分程でそれも終わってしまった。
 流石警察が匙を投げた事件だけはある。色々と尋ねる事を考えていたのだが、実のある事は何も聞き出せなかった。

「もういいかしら。これでも私、忙しい身なの」
「あ、はい、お忙しい所をありがとうございました」
「後は妹や使用人達にでも話を聞いて頂戴。もう話は通してあるから」

 そう言うと、絢音さんは部屋を出て行った。



(さて、次は誰に話を聞こう)

 絢音さんが去った後、そのまま客間で考えを巡らしていると、私を案内してくれた侍女さんが部屋へ入ってきた。

「どうかされましたか?」
「ああ、丁度いい。よければお話を伺ってもよろしいでしょうか」
「取材ですね、わかりました。申し遅れましたが、私はこの館で侍女長を務めさせて頂いている如月翠(きさらぎみどり)でございます」

 そう言って、翠さんは深々と頭を下げた。
 彼女は眼鏡をかけていて、理知的な顔立ちをしていた。その所為か、長という役職についている事も、非常に映えていた。
 私は意気込んで取材に取りかかった。
 だが、経過は絢音さんのときと同様、芳しいものではない。

「なるほど。翠さんは冬一郎氏がお亡くなりになる前から侍女長をなさってたんですね」
「ええ、侍女長を任されたのは七年前。館で働き出したのは十年前からです。」
「それはまた、年季が入ってますね」

 改めて翠さんを眺める。
 歳のころは三十代といったところだろうか。つまり、二十代の頃から働いていたということになる。

「冬一郎様には随分とお世話になりましたから、このくらいの年月、どうとも思いませんよ」

 昔を思い出しているのか、翠さんは微笑みながらそう答える。

「では、その冬一郎氏が亡くなった今も、ここで働き続けている理由はなんなのでしょうか?」

 言ってしまってから、馬鹿な質問をしたものだと後悔した。
 私自身の話に置き換えてみれば分かりやすいだろう。
 私だったら、会社の上司や社長が死んだからといって、みすみす仕事を手放したりはしない。
 当たり前のことだ。
 それに、慕う人が住んでいた場所でもあるし、働いていた年月からみて、職場に愛着も湧いていることだろう。
 だが、ことのほか翠さんは熟考していた。

「……そうですね、冬一郎様からこの役職を任されたままだという事もありますし、仕えるべき娘様方がまだいらっしゃるという事もあります。ただ、本音を言わせてもらえば……自分の為、ですかね。私だけではなく、使用人全員が、恐らく同じなのだと思います」

(自分の為?)

 自分の為とはどういうことなのだろうか。
 大して良くもない頭で考えること数秒、それっぽい答えが浮かんできた。

「ああ、お給料ですね。確かにここで働いていれば相当な額を貰えそうな気がします」

 私の答えが思わぬものだったのだろうか、翠さんは薄い微笑をその顔に張り付けた。

「ふふ、そうですね。貴方もここで働いてみてはどうです? 記者よりは稼げると思いますよ」
「それは魅力的なお誘いですが……こんな上品なお仕事はちょっと。私には、記者をやりながら走り回ってる方が似合ってます」
「そうかもしれませんね。それで、この後はどうなさるのですか? 他の使用人に話を聞きたいのなら、私が案内をいたしますが」
「それはありがたいです。よければ、事件当時に既にこの館で働いていた人の所に案内して下さると――」
「それでしたら、使用人全員が該当しますけど」
「え?」
「あの事件後に辞めた人も、新しく入ってきた人もいないのです」

 今いる人が退職しない限り新しく人を雇う事が出来ない、という話はよく聞くが、この職場にもそれが当て嵌まるという事には驚いた。
 これだけ大きな館だ。経験を積んだベテランしか雇えないという条件でもあるのかもしれない。

「では、手が空いている方の所へお願いします」



 翠さんに案内され、数十人の使用人に話を聞き終わる頃には、既に時計の針は午後五時を指していた。

「そろそろ潮時かな。早く町に戻って宿を取らないと」
「あら、まだ泊る場所は決まっていらっしゃらないので?」
「ええ、電車でこの町について、すぐここに来ましたから」
「でしたら、ここに泊られてはいかがでしょう。大丈夫です、絢音様の許可は下りていますから」

 私は翠さんの提案に押し切られ、館に宿泊する事になった。
 それにしても、翠さんは終始私と供に居た筈だ。
 既に許可が下りているという事は、私が来る前に絢音さんはその事を翠さんに伝えていたという事になる。
 使用人全員に取材の話を伝えてくれていた事といい、あれでかなり気を回してくれたのかもしれない。



「トイレってどこにあるんだろう……」

 夕食を頂き、入浴を済ませた私は、トイレを探している内に軽く迷子になってしまった。
 周りには誰もおらず、道を聞く事もかなわない。
 どうしようかと途方に暮れていたそんな折、私はある一つの扉から光が漏れていたのを見つけた。
 わずかに開いたその隙間から見えたのは、銀色の調理台。おそらく厨房だろう。
 そして、その中から話声が聞こえてくる。男の人の声だ。聞いた覚えがないから、今日取材した方ではないようだ。
 ここがどのあたりなのかを聞くチャンスではあったのだが、私はついその話声に耳を傾けてしまった。

「何だって、今になって記者が取材になんて来たんだろうな。もしかして……」
「それはないさ。警察だってもう捜査を投げているんだ。一介の記者には事件の真相を知る事も、どうこうする事もできない」
「まあ、そんなもんか」
「ああ、俺達は今まで通り、ここで働き続けるだけだ」

 どう聞いても、今話に出ていたのは私のことだろう。
 そして確かに、こんな時期に取材に来るのを怪しむのは分かる。私自身、何で今日ここに来た分からないぐらいなのだから。
 それにしても、使用人の人達も、事件については既に諦めている部分があるようだ。
 そして翠さんが言っていたように、他の使用人の人達も、これからこの館で働き続ける気持ちがあるらしい。

(おっといけない)

 立ち聞きなんてしている所を見つかっては、余計怪しまれてしまう。
 自分の話題が出ていたので、多少声を掛けるのに躊躇いを覚えてしまうが、今は仕方がない。
 私は道を尋ねるべく、彼らに声を掛けた。



「眠れない……」

 時刻は、日付が丁度変わった頃。
 私はベッドから跳ね起きた。
 慣れない場所の所為か、目がさえて全く眠れない。
 そんなとき、ドアをノックする音が部屋に響いた。
 この時間帯に、しかも私に何の用があるのかと疑問に思いつつも、私は返事をする。
 すると、黒羽家の三女である薫子(かおるこ)さんがドアから顔を覗かせた。

「良かった、まだ起きていたのね。よければお話でもどう? 今夜は中々寝付けなくて……」
「私も眠れなかったところですから、いいですよ」
「良かった。翠」

 薫子さんがそう呼び掛けると、彼女に続き翠さんも部屋に入ってくる。
 翠さんは私と薫子さんの分のコーヒーを用意すると、すぐに部屋から出て行った。

(気持ちはありがたいんだけど、眠れないときにコーヒー……。まあ、これから話をするんだから丁度いいか)

 各々コーヒーを啜る。
 薫子さんは背中の中程で髪を切り揃えていて、その白い肌と可愛らしい顔も相まって、日本人形の様に見える。
 ゴスロリという服装を除けば、だが。

「では何の話をしましょうか」
「そうですね……。そういえば、冬一郎氏の話はまだあまり伺っていませんでした」
「父の話……。そうね、貴方は、父が写真家であったという事を御存じで?」
「はい。記者ながらに写真は齧ってますし、作品を見た事もあります」
「父は写真を撮る為に、日本全国を飛び回っていたのだけど、酷くお人好しな人でね。困っている人を見つける度に、その人達を助けていたの。おかしいとは思わなかった? 娘が全員養子だってこと。私達は血が繋がってもいなければ、それぞれ別の地域から父が拾ってきたのよ。身寄りもなく、どうしようもないぐらい途方に暮れている所を、ね」
「そうだったんですか」

 それは初耳だった。

「私達姉妹だけじゃない、使用人達も、全員父が拾ってきたのよ。本当、お金の成せる技よね。だけど……」

 一拍置くと、薫子さんは話を続けた。

「父のお人好しは、あまりにも度が過ぎていたわ。それは最早、正義ではなく、悪と言ってもいい程に」
「人助けが、そんなにいけないことだったのですか?」
「父の場合、やり方が強引過ぎたわ。お金で無理やりに揉み消して、なかった事にしようとする。そんな事をやりながら、只でさえ負の産物でしかないような私達を、この館に続々と集めて行ったの。後々何か起こらないかと心配しない者はいなかったわ。特に、姉さま方や翠は」
「えーと、揉み消す? 一体何の話を――」
「塵も積もれば山となる。大きくなりすぎれば、どこから何が漏れ出すか分かったものじゃなかった」

 薫子さんは、こちらの戸惑いなど無視し、話を続ける。
「だから、皆でもうこれ以上は止めた方がいいと忠告したの。だけど、父は聞く耳を持たなかったわ。あんな事件が起きたのも、私達の話を聞いてくれなかった父に落ち度があるのかもしれないわね、きっと」

 妖艶な笑みを浮かべながら、彼女はそう語る。それは、酷く不気味な笑みだった。
 そして、彼女が何について話しているのか、私にはさっぱりだった。
 私はあまり頭が良くない。出来ればもっと分かりやすく話をしてくれないだろうか。
 せめて何の事を言っているのかだけでも教えてくれないだろうか。
 そう問いかけようとするより速く、更に彼女は口を開いた。

「そして結局、共謀者達はその後留まる他なかった。なにせ、鳥かごから出てしまえば何が起こるか――」

 薫子さんの話を、ノックの音が遮る。扉を開けて入ってきたのは、翠さんだった。

「そろそろお開きになさってはいかがですか。お体に障りますよ」
「あら、貴方が淹れてくれたコーヒーのおかげで、私はすっかり目がさえているのだけれど?」
「眠たい状況で変な事を申されないようにという心遣いだったのですが、逆効果だったようですね」
「ええ、逆効果ね。けど、今日はこれまでにしておくわ。どの道、明日も話は聞きに来てくれのでしょう?」
「ええ、そのつもりですが……」
「ではまた明日ね。おやすみなさい」

 薫子さんはそう言って部屋を出ていく。翠さんも、一度こちらに頭を下げた後、すぐに薫子さんを追っていった。
 残されたのは、頭の中で渦を巻く疑問だけ。結局、私はその後も大して眠れなかった。



 翌日、午前中に話を聞いて回った私は、お昼を御馳走になった後、帰ることにした。
 薫子さんにはもう一度話を伺ったが、やはり私には何を言っているのかさっぱりだった。
 帰り際には、わざわざ薫子さんと翠さん、次女の伊織(いおり)さんが見送りに来てくれた。

「貴方がよければ、次は遊びに来て下さってもいいのよ?」
「あはは……、考えておきます」

 薫子さんのお誘いに、曖昧に返事をしておく。

「貴方だったら別に使用人としてでも……いや、駄目ね。貴方、いかにも善良そうな顔してるもの」
「ぜ、善良? 何か採用条件でもあるので――」
「薫子」

 伊織さんの一言が、私達の会話を遮る。

「貴方は午後からやる事があるでしょう。そろそろ行きなさい」
「分かっていますよ、伊織姉さま」

 薫子さんは楽しげにそう返し、館に戻っていく。
 翠さんもそれに同行し、伊織さんが途中まで私を送ってくれることになった。



「すみません、妹が迷惑をおかけして。昨晩も、部屋に押し掛けてきたのでしょう?」

 町へと続く坂道を下る中、伊織さんは突然そう言った。

「いえいえ、迷惑だなんて。おかげで色々と話は聞けましたし」

 内容の方はよく理解できませんでしたが、と心の中で付け足しておく。

「館には滅多に人が来ませんから、外の人と話せるのがよっぽど楽しかったのだと思います」
「そうなんですか……」

 使用人の一人が『用でもない限り使用人も姉妹も基本は館を出る事はない』と言っていた事を思い出した。
 逆もまた然り、なのだろう。
 そんな話をしながら、私は伊織さんの全体像を目に収めていた。
 髪はショートカットで、服装は黒のスーツをきっちりと着こなしている。
 午前中に話をして分かった事だが、彼女は真面目で優しい性格をしていた。
 何というか、姉や妹とは正反対で、ひどく毒気がないように思える。

「どうかしましたか?」
「いえ、伊織さんは絢音さんや薫子ちゃんと比べると、普通だなぁと。あ、悪い意味でではなくてですね」
「その言い方だと、姉さんと薫子が変だと言ってるみたいに聞こえますよ」

 伊織さんは、笑みを浮かべながらそう言った。

「まあ、それも当然です。私達は血が繋がってはいませんから。それにしても、普通ですか……」

 伊織さんは顔を館の方へと向け、何かを考える仕草をみせる。その顔には、先程の笑みはもうない。

「あの館に常識というものがあるのならば、私も普通なのでしょう」
「えっ?」

 こちらが何かを問いただす前に、伊織さんの歩みは止まった。場所は、坂の中ほど。
 見送りはここまでなのだろう。

「よければ、今度は仕事としてではなく、普通に遊びにいらっしゃってください。薫子も、喜ぶと思うので」
「はい、私でよければ」
「それでは、お元気で」

 そう言うと、伊織さんは踵を返して帰って行った。



「結局、今回の取材じゃ何か掴むどころか、分からない事が余計に増えただけだったなぁ」

 坂を下りながら、私はそう呟く。
 元々、大した期待を持っていなかったとはいえ、手ぶらで職場に戻らなければいけないというのは、何ともばつが悪い。

(そういや、次の取材はもう決まってたんだっけ)

 頭の中を、すぐに次の仕事の事へと切り替える。いつまでも、今回の事を引きずっている訳にはいかない。
 私は元々頭が良い方ではないし、深く考えるのはなしだ。

 だが、最後に一度だけ、館の方へと振り返る。
 館は依然として白い霧に包まれ続けていて、その姿は、私が来たときと何ら変わってはいなかった。




そんなわけで、短編3作目でした。

ここからは作品解説&あとがきです。

今回の作品は、『ミステリーっぽいもの』です。
ミステリーではありません。
というのも、話を読んで下さった方は分かると思うのですが、ミステリーではあって然るべきである“謎を解き明かす”シーンがこの話にはないのです。

自分が何故そんなある意味中途半端なものを書こうかと思ったかというと、これは読み手側にその真相を考えてほしかったからなのです。
その為、真相は作品中では明かしていませんが、なんとなく「ああ、これは~なんだろうなぁ」と分かるぐらいには、分かりやすい話になっていると思います。

ただ、そのまま投げっぱなしにしておくのもなんなので、最後の方にネタばれ(というよりは解説ですかね)を載せておきます。
閲覧には注意を。

それでは、このままだらだらとあとがきを読むのも詰まらないでしょうし、最後に作品解説を載せて終わりとします。

では。






†ネタばれもとい作品解説
まず言っておきますと、冬一郎を殺した実行犯が誰かは、自分はあえて考えていません。
重要なのは、三姉妹と使用人達全員が共同・共謀犯だということ。
彼らはその全員が大なり小なり犯罪を犯しています。
冬一郎は、お金の力でその事実を揉み消し、彼らを自分の館に集めたのです。
彼らは勿論ながら冬一郎に感謝していますが、とはいえ続々と同じような仲間が増えていくことに不安を覚えてもいたのです。
だから彼らは冬一郎に忠告をするのですが、彼はそれを聞かず、彼らは多くの者が幸せになる道を進もうとし、その結果一人が犠牲になりました。
そして、全員が共謀者であることから、彼らはこの館を去ることが出来ないのです。

真相はこんな感じです。
さすがに、この作品を読むだけではここまでは分からないと思います。
ただ、三姉妹や使用人たちが共犯者である事は、何となく察して頂けるのではないかと。
サークルの先輩方に読んでもらったのですが、その大体の方が、皆が共謀して殺した、というところには感づいていらっしゃいました。

そんなわけで、解説終了。

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羽子茉礼志

Author:羽子茉礼志
オリジナルの短編・中編・長編小説を公開しています。

連載作品:異色の御花
     中編置き場
     短編置き場

『小説家になろう』でも作品を公開しています。
http://mypage.syosetu.com/164658/

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